「楽天モバイルって、料金はすごく安いけど、本当にちゃんと使えるの?」
「『繋がらない』って聞くけど、実際どうなんだろう…」
楽天モバイルを検討しているあなたは、今こんな風に思っていませんか?
圧倒的な安さを誇る料金プランは魅力的ですが、契約してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔はしたくないですよね。
ご安心ください。この記事では、あなたが抱える楽天モバイルへの不安や疑問を解消するために、考えられるデメリットを一つひとつ正直に解説し、2025年現在の最新状況と具体的な対策を合わせてご紹介します。
結論から言うと、多くの人が心配する「繋がりにくさ」といったデメリットは、プラチナバンドの拡大などによって日々改善されています。そして、それを補って余りあるほどの大きなメリットが存在します。
この記事を最後まで読めば、楽天モバイルの本当の実力がわかり、あなたが契約すべきかどうかが明確になります。
- 1 なぜ楽天モバイルは「やめとけ」と言われる?主な9つのデメリットと現状
- 2 デメリットを上回る!楽天モバイルの3つの強力なメリット
- 3 【結論】楽天モバイルはどんな人におすすめ?
なぜ楽天モバイルは「やめとけ」と言われる?主な9つのデメリットと現状
まずは、インターネット上でよく言われる楽天モバイルのデメリットを9つ見ていきましょう。重要なのは、「過去のデメリット」と「現在の事実」を切り分けて考えることです。
デメリット①:通信エリアと繋がりやすさ(←最重要!)
【よくある不安】
「やっぱり楽天モバイルは繋がらない場所があるんでしょ?」
これは、楽天モバイルを検討するほぼ全員が気にするポイントです。確かにサービス開始当初、自社回線エリアが都市部に限られていたため、繋がりにくいという評判があったのは事実です。
【現状と対策】
結論:繋がりやすさは今もなお向上中!「プラチナバンド」で弱点を克服
- カギを握る「プラチナバンド」
2024年から、待望の「プラチナバンド(700MHz帯)」の運用が本格的に開始されました。プラチナバンドは、障害物を回り込んで電波が届きやすい特性があるため、これまで繋がりにくかった屋内、地下、高層ビル、山間部などでの通信品質が大幅に改善されつつあります。エリアは順次拡大しており、今後さらに快適になっていくことが期待されます。 - 人口カバー率99.9%の秘密は「パートナー回線」
楽天回線が届かない場所では、自動的にauの回線(パートナー回線)に接続されます。これにより、人口カバー率は99.9%を達成しており、日本全国の幅広いエリアで利用可能です。 - 【対策】契約前にエリアマップを必ずチェック!
なによりも、ご自身の生活圏(自宅、職場、よく行く場所)が楽天回線エリア内かどうかを公式サイトの通信エリアマップで確認することが最も重要です。
デメリット②:パートナー回線のデータ容量制限
【よくある不安・誤解】
「楽天モバイルって、auの電波を使うときは月5GBまでしか使えないんでしょ?」
【2025年現在の事実と対策】
ご安心ください。その5GB制限は、現在の『Rakuten最強プラン』では完全に撤廃されています。
以前のプランでは、おっしゃる通りパートナー回線(au回線)のデータ利用量に月5GBの上限があり、超過すると速度が制限されるという、大きなデメリットがありました。
しかし、そのデメリットはすでに過去の話です。
2023年6月から提供が開始された「Rakuten最強プラン」では、この制限がなくなりました。
現在では、パートナー回線に接続しているときでも、楽天回線エリアと同じようにデータ容量を気にすることなく、無制限で高速通信をご利用いただけます。
▼これがあなたにとって何を意味する?
- エリアの境界でも安心
自宅や職場が楽天回線エリアの境界付近にあっても、パートナー回線に切り替わることを気にする必要がありません。 - 旅行や出張が多い方も安心
旅先で楽天回線が届かない場所に行っても、データ容量を心配することなく地図アプリや動画視聴が楽しめます。
このように、楽天モバイルはユーザーの皆様の声を反映し、弱点を次々と克服しています。「エリアによって制限がある」という心配は、もはや不要です。
デメリット③:時間帯による通信速度の低下
これは楽天モバイルに限らず、どの携帯キャリアでも起こりうることです。多くの人が一斉にスマートフォンを利用するお昼休み(12時〜13時)や夕方の通勤時間帯は、回線が混雑して通信速度が低下する場合があります。実際の利用者の声を聞くと、「少し遅くなる気はするけど、使えないほどではない」という意見が多数です。
デメリット④:Rakuten Linkの通話品質
Rakuten LinkはIP電話のため、通信環境によっては音声が不安定になる場合があります。しかし、国内通話がかけ放題という巨大なメリットと天秤にかければ、非常にお得です。大事な電話はOS標準アプリ(有料)を使うなど、使い分けも可能です。
デメリット⑤:キャリアメールが標準ではない
楽天モバイルでは、「楽メール(@rakuten.jp)」というキャリアメールを無料で利用できます。以前は提供がありませんでしたが、現在は無料で提供されているため、これはデメリットにはなりません。
デメリット⑥:サポート体制への不安
3大キャリアに比べると実店舗の数はまだ少ないですが、オンラインで完結する手軽さがメリットとも言えます。困ったときは、公式サイトのFAQや充実したチャット・電話サポートを利用できます。
デメリット⑦:iPhoneの一部機能に非対応(過去の話)
結論:現在は全く問題ありません。サービス開始当初の制限は完全になくなり、現在はSIMを設定するだけで3大キャリアと同じように全ての機能が問題なく利用できます。
デメリット⑧:支払い方法が限定的
口座振替も可能ですが、毎月110円(税込)の手数料がかかります。支払いは、手数料無料でポイントも貯まる楽天カードが圧倒的におすすめです。
デメリット⑨:留守番電話やキャッチホンは有料オプション
楽天モバイルのシンプルな料金プランは大きな魅力ですが、通話をよく利用する方が便利な機能を使いたい場合、追加で料金がかかる点には注意が必要です。
具体的には、以下の主要な通話オプションが有料となっています。
- 留守番電話サービス:月額330円(税込)
- 割込通話・通話保留(いわゆるキャッチホン):月額220円(税込)
「でも、これらのオプションは他社でも有料じゃない?」と思われるかもしれません。その通りで、ドコモ、au、ソフトバンクでもこれらの機能は有料オプションであることがほとんどです。
しかし、「格安SIMに乗り換えるなら、全部コミコミでお得になるはず」と期待している方にとっては、基本料金とは別に費用が発生する点は、想定外の出費となりうるデメリットと言えます。
一方で、これは「不要なサービスには料金を上乗せしない」という楽天モバイルの公平な料金思想の表れでもあります。必要なサービスを、必要な人だけが選択して支払う仕組みなのです。
もし留守番電話サービスが不要であれば、Rakuten Linkに標準搭載されている無料の「着信通知」機能(圏外時などの着信をSMSで知らせる機能)で十分なケースも多いでしょう。
ご自身のスマートフォンの使い方を一度振り返り、これらの有料オプションが本当に必要かを見極めることが、後悔しないための重要なポイントです。
デメリットを上回る!楽天モバイルの3つの強力なメリット
ここまでデメリットを見てきましたが、楽天モバイルにはそれらを補って余りある強力なメリットがあります。
メリット①:【最強】データ無制限で月額3,278円という圧倒的な安さ
なんと言っても、楽天モバイル最大の魅力はこの料金プラン「Rakuten最強プラン」です。
- データ高速無制限:3,278円
- 〜20GBまで:2,178円
- 〜3GBまで:1,078円
使ったデータ量に応じて料金が自動で決まるので、無駄が一切ありません。どれだけ使っても最大3,278円というのは、他社にはない圧倒的なアドバンテージです。
メリット②:【神機能】国内通話が無料でかけ放題
専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内の固定電話や携帯電話への通話がいつでも無料です。長電話が多い方や、お店の予約などで電話をよくかける方にとっては、これだけで十分元が取れてしまいます。
メリット③:【楽天経済圏】楽天ポイントが貯まる!使える!
楽天モバイルを契約すると、楽天市場でのポイント倍率がアップします。さらに、月々の支払いに楽天ポイントを充当することも可能。楽天経済圏をよく利用する方なら、通信費を実質0円に近づけることも夢ではありません。
解約時の注意点:1年以内の解約は手数料が発生【2025年4月からの新ルール】
楽天モバイルを検討する上で、これまで「契約期間の縛りや解約金が一切ない」点が大きな魅力でした。しかし、2025年4月1日から新しいルールが導入され、この前提が変わりましたので特にご注意ください。
▼1年以内の解約で契約解除料が発生
2025年4月1日以降に楽天モバイルを契約した方が、利用開始から1年以内に解約した場合、契約解除料として1,078円(税込)が請求されます。
対象となる方 | 2025年4月1日以降に契約した方 |
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発生条件 | 利用開始から1年以内に解約 |
請求料金 | 契約解除料 1,078円(税込) |
▼【結論】「お試し」の考え方を変える必要あり
この新ルールにより、「完全に無料でいつでもやめられる」という手軽さは残念ながらなくなりました…
もし楽天モバイルを検討するなら、
- 1,078円の手数料を許容した上で、短期間試してみる
- 初めから1年以上、腰を据えて利用する前提で契約する
という視点を持つことが重要です。
※なお、2025年3月31日までにご契約された方は、これまで通り1年以内に解約してもこの手数料はかかりません。
【結論】楽天モバイルはどんな人におすすめ?
これらのメリット・デメリットを踏まえると、楽天モバイルは以下のような方に特におすすめです。
- 毎月のスマホ代を1円でも安くしたい方
- 動画やSNS、ゲームなどでデータをたくさん使う方
- 生活圏が都市部や楽天回線エリア内の方
- 楽天市場をよく利用する方
- 電話をかける機会が多い方
一方で、山間部など特定の場所で絶対的な通信の安定性を求める方は、契約前にエリアマップを念入りに確認し、一度試してみることをお勧めします。